「四季の店」 彩菓庵 かどや(和菓子)
この店から 「四季」を発信しようというコンセプトで取り組みました。 和菓子には 四季があります。 春には 桜餅 夏には わらびもち 秋には 栗むし 羊羹 冬には いちご大福 等 代表されるように季節によって その時期にしか出来ない 素材を用いて職人が作る和菓子があります。 この店をお客さまが見て 「あぁ~春になったんだぁ~」とか 「もう夏かぁ~」と季節を感じていただけるようなお店にしたかったのです。 栃の看板はご主人と2人で材木屋さんまで行って 二人で決めてきました。「右肩上がり」の ゲンをかついで 右上がりにうねった 栃の木を選びました。 三代続く和菓子屋「かどや」の伝統に負けないような店舗造りが 出来ました。 おかげさまでオープン当日のお客様は500人 2日目は450人と 和菓子屋さんでは ありえないほどの人数のお客様に お越しいただけました。 お施主様と喜びを分ち合える瞬間こそ 建築家の最高の瞬間です。 四季の店 「かどや」